雷鳥一号一覧

土葬の墓地

知り合いの話。 深い山奥を歩いている時のこと。 その時彼は道を見失い、尾根に向かって歩いていた。 少し開けた場所...

キンシ

後輩の話。 彼は林道をバイクで走破するのを趣味にしている。 その日、彼は新しいルートを開拓しようと初めて走る道に突...

見えない壁

友人の話。 キャンプ地で竃を組んでいる時のことだ。 手頃な石を探して歩いていると、何も無い場所で思い切り顔をぶつけて...

光る牛

後輩の話。 関西地方の、ある峠道をバイクで流していた時のこと。 後ろから何かが猛スピードで追いかけてくるのに気がつい...

くつろぐ牛

友人の話。 夜の峠道を車で走っていた時のこと。 いきなり誰もいない後部座席に、何かの気配が湧いたのだという。 そ...

老木の切り口

知り合いの話。 山で木を切っていた時のこと。 ある老木を切っていると、チェーンソーが急に止まってしまった。 点検...

奇妙な人影

知り合いの話。 一人山道を下っていた時のこと。 緩やかなカーブを曲がった先に、奇妙な人影があったのだという。 汚...

奇妙な遺留品

知り合いの話。 山に入ったまま下りてこない登山者が出た。 当時、地元の青年団に所属していた彼も捜索隊に加わったのだ...

赤い火

友人の話。 真夜中に、山中を貫く高速道路を走っていた時のこと。 谷を挟んだ向こう側の斜面に、急に赤い火のようなものが...

遭難者のメモ

知り合いの話。 冬山で遭難した登山者が見つかった時のこと。 捜索隊に加わっていた人から、こんな話を聞いたという。 ...

沢蟹

知り合いの話。 渓流釣りをしている時、樹木に覆われ隠れているようになった淵を見つけた。 そこで彼は、不思議な沢蟹を...

呼ぶ声

知り合いの話。 仕事で山林の手入れをしている時のこと。 どこからか奇妙な調子で、おーいと呼ぶ声が聞こえたのだという。...

山鳴り

知り合いの話。 飼い犬を連れて実家近くの里山を歩いていた時のこと。 いきなり山鳴りがして、地面が大きく揺れ始めたのだ...