「雷鳥一号」一覧

知り合いの話。 カヌーで渓流下りをしていた時のこと。 途中で大きな淵に行き当たり、オールを使ってゆっくりと横断する...

知り合いの話。 山道を歩いていると、行く手の道上にちょこんとした小さな影一つ。 近よってみると、妙に古臭い服を着た...

知り合いの話。 通い慣れた、地元の山道を歩いていた時のこと。 その日は朝から、ひどく濃い霧が出ていたという。 ...

知り合いの話。 山道を歩いていると、後ろからザリッザリッと砂利を踏む音が聞こえてきた。 振り向くと、中学生くらいの...

先輩の話。 山行中に雨に降られ、大きな木の下で雨宿りすることにした。 先客が一人居り、身体を拭きながら四方山話をし...

同級生の話。 彼は高校生の頃、帰宅途中に不気味な物を見たという。 田圃に挟まれた狭い路の上で、何か真っ赤な物がゆらゆ...

友人の話。 学生時代、部活でキャンプしていた時のことだ。 宿営地より少し離れた場所に、ジュースの自動販売機があった...

友人の話。 山菜摘みに地元の山へ入った時のこと。 頭よりも少し高い梢から、黒い蛇が鎌首を覗かせているのに気がついた...

知り合いの話。 秋口の茶色い山をのんびり歩いていた時のこと。 送電線の鉄塔を過ぎる辺りで、カンッという硬い音が聞こ...

友人の話。 彼はかつて、山中で仲間とはぐれて遭難しかけたことがある。 不安から歩き続けた彼は、脱水症状を起こして倒...

同級生の話。 タラの芽を採りに、街から離れた山中へ入っていた時のこと。 そこは交通の便が悪いせいか登山者も少なく、山...

友人の話。 彼女の実家は山奥深い村だ。 今は廃村となってしまったが、そこで奇妙な物を幾度となく見たという。 祖父...

先輩の話。 彼の故郷の山には、ツクシオニなる物の怪が出たという。 春先に土筆(ツクシ)狩りをしていると、中にどうして...

友人の話。 幼少の頃、久しぶりに里帰りした時のこと。 彼の里は山深い村で、野山を遊び駆けるのがとても楽しみだったとい...

友人の話。 里山の麓にテントを張り、一泊した時のこと。 朝方、外に這い出した彼は目を見張った。 自分のテントを囲...